2/21(木) 22:43配信のYahoo!ニュースで
2月21日、塩野義製薬が申請していた小児期の注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬「ビバンセカプセル」の国内製造販売の承認されました。
近く正式承認される見通し。 新有効成分の「リスデキサンフェタミンメシル酸塩」は覚せい剤原料(覚せい剤の原料になり得る物質)に指定されており、厳重管理を承認条件としているそうです。
このニュースに対し、沢山のコメントが入っていましたが、ただ単に、覚せい剤原料が入っているから飲ませたくないではなく、ADHDの子供が生きづらさを感じているなら、薬のコントロールは必要だと思います。
ADHDは、発達障害の中でも、唯一、薬でコントロールできる障害と言われ、それ以外の障害に効く薬はありません。
しかし、利用者の中には、コンサータやストラテラ、インチュニブ錠を服用する子も居ましたが、利用者本人、または保護者から、薬の効果を聞くと、
「飲まないより、飲んでいる方が落ち着いている。飲む前は、もっとひどかった」という情報もあります。
薬を服用していても、効果がある様には見えない子供達には、背後に色々な理由もあり、特に思春期からは情緒不安定になることから、覚せい剤原料を含む新薬も服用するしかないのかもしれないと思います。
薬の効果を上げる為にも、早期の療育が不可欠で、少なくても、小学校3年生までには、療育を受けられるサービスを利用すべきだと強く思います。
療育は家庭内での躾だけではできません。家族以外と、どう過ごすか?どの様にコミュニケーションを取るか?自己の感情をどうコントロールするか?家族以外の者と係る訓練をしなければ身につかないものです。
男児の思春期 小学校5年生後半から
女児の思春期 小学校4年頃から
思春期に入ってからの療育は、とても難しいです。ADHDからの二次障害、反抗挑戦性障害になってしまったら、もう私達はお手上げです。
早期発見、早期療育をおススメします。