特別支援学校・高等支援学校という選択


特別支援学校・高等支援学校という選択

南城市は高い湿度で暑さがぶり返してきた感じです。

どうやら台風が接近しているようです。

 

今までに利用者だけでなく、学校や各団体の障がい児を持つ、沢山の保護者様とお話をしてきましたが、

「一般校に通わせたい」とハッキリ言葉には出さないものの、そういった考えをお持ちの方が多くいらっしゃるようです。

 

アニマート江戸屋に通う利用者で学校でのトラブルを訴える子も少なくありません。ほとんどの利用者がイジメやケンカなど何かしら友達とトラブルがあった経験を持っています。

保護者にとって、

「もっと障害のことを理解して欲しい」と願う気持ちはよくわかります。

しかし、実際、学校では先生の目が完全に行き届いていることは難しく、子供達が攻撃されてしまう。

世間は厳しい!

障害のある子にとって、わけのわからない勉強をし、できない事で叱られて、周りの理解のなさ、弱い者を攻撃するという人間の習性の中で、果たして子供達はどんな大人になるんだろう?

 

特別支援学校、高等支援学校に転校したことで、良い方向に転じた子供もいます。以前とは全く変わり、生き生きとした表情を見せるようになった子。恐らく、学校に通うのも楽しくなったんじゃないかと私達は見ています。

今、この子は高等支援学校への受験を希望し始めました。脳力が高いので、しっかり学校で訓練されれば、就職もできると信じています。

支援学校で、就業に向けた作業や訓練。これらは障害のある子にとって社会に出る為には一番必要なことだと思います。

私達がお預かりしている子供達の最終目標は、社会で通用する。社会で仕事ができる様な人材に育てあげることだと思います。

放課後等デイサービスの目的は、何度も言ってきていますが、

「社会に出る準備をするところ」

ただ、今現在、利用者を見ていると、毎日、仕事に行って働くことができる子がいるのか?会社の規則が守れる子がいるのか?

グレーゾーンの軽い障害といっても、それは社会では通用しないと感じます。

高等支援学校からの就職率はとても高いと聞いています。運転免許も取れるぐらいの子もいるそうです。

障がい者を雇用する企業は高額な助成金を受け取れるという制度があります。そうでもなければ、障がい者を雇用する企業は無いからでしょう。障がい者として雇用されず、企業に雇用されようとするならば、相当の努力が必要です。障害を理解して欲しいというのは無理があります。

利用者の子供達には、南城市教育委員会発行の漢字を毎日、読ませています。一年生もどんどん先まで進んでいます。

漢字が読めれば運転免許も取れるかもしれない。

ゲームは15分で全員交代する。5時になったらトイレに行く。5時15分になったら、ゲームもパソコンもキーボードも止めて、漢字熟語の読み方練習。そして帰りの会。今日から帰りの会の司会者はみんながトイレを済ませているかどうか確認するという任務を与えました。

これだけルールを決めても、子供達は一生懸命守ろうとします。たまに誤魔化そうとする子もいますが。

アニマート江戸屋に来て、時間で行動するというルールをしっかり守らせる。

今はこれが最大の目標です。

 
株式会社 江戸屋
児童福祉法に基づく障がい児通所支援事業
放課後等デイサービス 児童デイサービス・アニマート江戸屋
児童デイサービス・アニマート江戸屋2号店
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